先輩の言葉
技術部
特殊製品であるだけに使用条件の確認など、依頼主との打ち合わせも設計の重要な仕事です
高橋 裕一郎 (2002年4月入社)
- 入社動機は
- 大学での専攻分野を活かせる、地元で働ける、その2点で中央電機工業を希望し、入社することができました。
- 現在の仕事とやりがいは
- 技術部で変圧器やリアクトルの設計・開発をやっています。具体的には、寸法や特性、使用条件などの制約がある特殊品の設計が私の主たる仕事です。これまで手がけた製品は、「薄型変圧器、高周波フィルタ用交流リアクトル、チョッパ回路、平滑用直流リアクトル」など。
特殊品であるため、発注先である大手電機メーカーの設計者と直接打ち合わせて仕様を決定していくことが多く、設計の難度を感じるとともに勉強になるところです。
やりがいを感じるのは、開発した製品が採用され、カタログに掲載された時。自分の仕事をカタチとして残すことができたという思いですね。 - 職場の雰囲気は
- 設計という仕事は集中力が基本です。個々の設計者に物件が割り振られれば、後は黙々と図面書き。ですから仕事中の設計室は静かさと緊張感で一杯、それが私には当たり前の空気になっています。もちろん、分からないことは上司に聞きますが、気軽に相談できることが有り難いと思っています。
- 失敗談や苦労話は
- 設計に際して考えなければならないのは、性能、材料原価、製作し易さのバランスです。そう分かっていても失敗はあります。たとえば、リアクトルの設計時に高調波電流重量の条件があったのですが、確認不足で少ない調波電流で設計し、顧客評価でNGが出され、再設計・製作となりました。それ以後はお客様との打ち合わせ時には周辺回路や使用条件をしっかりと確認し、仕様のミスマッチが起こらないように気をつけています。
- これから目指すこと
- 高周波変圧器の設計、開発に向けて勉強中です。変圧器やリアクトルはもちろんですが、周辺機器の理解も含めて最適な製品を設計していきたいですね。
製造部
両手と頭を使う作業の中で、仕事を身につける充実感、達成感を感じています
山本 耕平 (2008年3月入社)
- 入社を決意した理由
- ロボットや大きな機械で作業するのではなく、手作業でやるという仕事に魅力を感じました。ライン作業とはまったく違うやりがいがあるのではないかと思ったからです。
- 現在の仕事とやりがい
- 現在は組み立てられ、ニス入れ後の変圧器やリアクトルの仕上げ作業を担当しています。太くて厚い線を図面通りに曲げていくのは力だけでなく、コツが必要です。
先輩、上司のやり方を見たり、アドバイスを受けながら両手と頭を使って習得していくわけですが、作業を重ねることで身につけていくしかありません。上手くできた時には達成感がありますし、手作業の仕事に就いてやっぱり良かったと思っています。 - 職場の雰囲気は
- アットホームで時には笑いもある、そんな雰囲気の職場で仕事をしています。上下関係もそれほど厳しくなく、上司とは仕事以外はもちろん、プライベートなことも話せることが日々の仕事の潤滑剤になっています。
- 失敗談や苦労話
- 夏の暑い時には、汗を流しながらニス入れ後の仕上げ作業を行うわけですが、時には図面と異なる配線をしてしまい、部品を壊してしまったことがありました。どんな状況でも緊張感を失ってはいけないと以後の教訓としています。
- これから目指すこと
- 仕上げの仕事を極めていくことが当面の目標です。その後は、仕上げ以外でも幅広く仕事ができるようになりたいと思っています。